このページでは過去に作成した小説類を掲載しています。
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目次
それは時偶、どこからともなく噂される。 “願いを叶えてくれる存在がいる”。 それは神か、悪魔か。 「そんなの、僕が知りたいくらいだ」 “存在しない少年”が自らの願いを叶えるために、人々の願いを叶えていく物語。 これは、それを閉幕まで綴ったものである。
己が存在を刻み込め。例え何に記録されなくても。
名前などただの記号だと、そう思っていた。 全ての色彩が死んだような町で、それはなぜか酷く色鮮やかだった。 これは名も無き彼らが描く、“名前”の物語である。
飴のように甘くて、嗚呼、なんて居心地の悪いところだろう。
└最初で最後の“僕”だけの名前。